わかちあい   
管区長より 
                       2011年5月24日

+ 主の平和

東日本大震災の極めて厳しい現実の中で、「あなたがたに平和があるように」(ヨハネ20:19)と弟子たちに語られたイエスの言葉の意味について思い巡らしておられることでしょう。

さてこの度、多くの方々の献身的な協力を得て、創立当初の二人の教皇からの書簡(イエズス会の創立目的を記した最も基本的文献)、本会会憲および会憲補足規定の翻訳が出版される運びとなりました。(南窓社『イエズス会会憲付 会憲補足規定 イエズス会日本管区監訳』)

会員に求められる奉献生活を日々誠実に送るために、また管区の刷新のために、教皇書簡、会憲と補足規定を熟知し、生活と使徒職に活かす必要があります。会憲にはさまざまな特徴がありますが、ここでは二つの点について言及することにいたします。

イエスは「わたしは道であり、真理であり、命である」(ヨハネ14:6)と言われました。まず会憲は、イエスと共に歩む一つの道として構成されています。聖イグナチオ自身が巡礼者として神のより大いなる栄光を渇き求めて人生の道を歩んだように、会員も会憲に記述されている試問を受けて入会し、会員の道を歩み始めました。会員が目指す姿は、第9部第2章において、総長がもつべき資質に示されています。つまり、祈りとすべての活動においてわが主なる神と密接に一致し、親しい交わりを育んでいること、愛および真の謙遜によって、あらゆる善徳の模範となること、優れた知力と判断力を持ち、さまざまな霊を識別できること、注意深さと配慮をもって事業を始め、最後まで完全に成し遂げる力強さを備えていること、健康を保つことなどです。そのために、乱れたあらゆる愛着を棄てて、神の御心を探す霊魂のエクササイズと、健康を保つために体のエクササイズを日々の生活の中で実践しなければなりません。この道を誠実に歩むことによって、真理と命をあふれるほど受けることができます。

イエスは「父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす」(ヨハネ20:21)と言われました。会憲全体を貫く主題は、派遣です。会憲が示し、本会において実施されている養成、清貧、共同生活、統治はすべて本会の派遣に必要不可欠な構成要素であり、派遣をより実り豊かなものとするためのものです。今日、この日本やアジア・太平洋アシステンシーの中で、また世界の中で、復活され、私たちをよい牧者として導いておられる主が求めておられる派遣について思い巡らし、その派遣によりよく応じることができるために、このたびの出版を新たな機会として、さらに会憲に親しみ、その精神を自らのものにしようと考えています。

キリストにおいて

管区長、梶山義夫

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